初代の社長はなめこ農家でした。
手塩にかけてなめこを育てていましたが、手間がかかる割にあまり儲からない。
海外から大量に押し寄せる安価なきのこの波におされ、周りのきのこ生産者も同じように苦労を重ねていました。

『本当にやりたいことはなんだろう…』

そう考えたとき、初代社長は機械いじりがとても好きなことを思い出しました。

『きのこの種菌を均等に仕込むことができる接種機ができたら、 きっときのこ生産者は重労働と人手不足から解放されるはずだ…』

何度も何度も試行錯誤して、ついに平成 14年、渾身のきのこ接種機1号機ができたのです。

初代社長は、生産者の作業にきめ細やかに対応した機械をつくることで、 きのこ生産者が純国産のきのこを日本中に供給していけることにこだわりと情熱を持っていました。 その初代社長の熱い DNA は、今もなお私たちに受け継がれています。